neko no pannya

子宮筋腫、不妊、顎変形症の治療記録と、それにまつわるエトセトラ

コロナ禍での入院・手術は、コロナ以前と何が違ったか。

コロナウイルス感染拡大が続くさなかの昨年(2020年)10月下旬~11月にかけて、入院・手術を経験した。

子宮筋腫で手術を受けるのは今回で4度目であったが、コロナ禍という特殊な状況下で過去3回と違った点は何だったのかーー。

 

受診をためらった

まず、子宮筋腫が原因であろう異常なほどの過多出血や、それに伴う貧血の症状があり不安で病院に行きたいが、コロナが騒がれ始めていたころで、怖くて受診をためらった。

 

ホルモン治療が、注射ではなく服薬だった

月に1回、3~6回のリュープリン注射をしてから手術となっていたが、通院を減らせるようにとレルミナ錠の服用となった。しかも、コロナ下での特別措置で1回に2カ月分の処方が適用された。

ただ、レルミナ錠を4カ月服用したが症状が改善されず、途中でリュープリン注射に変更し、3回注射を打って手術となった。

 

入院の1週間前にPCR検査(唾液採取)とCT検査がマスト

手術前検査が入院予定日の2週間前にあるが、それとは別に入院1週間前にPCR検査と肺のCT検査を受けなければならなかった。

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PCR検査は唾液採取法だった。先のとがった試験管のようなプラスチック容器を渡されて、とがっている部分を唾で満たす。すると、規定量クリアとなる。

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簡易的にしつらえられた机と椅子があるスペースで、容器を手に持ち、口に唾がたまったら容器に垂らすを繰り返す。とがった先端が埋まると2mlで、2mlなんてすぐにクリアできそうなのに、唾って1回に出る量が思ったよりもわずかで、規定量を埋めるのに10分弱はかかったかもしれない。

ニュースで見聞きしていた唾液採取法で、まさか自分がPCR検査を受けるとは思っていなかったので、貴重な経験となった。

 

付き添い禁止

入院時に荷物を持ってくれる家族の付き添いは、コロナ前は病室まで可能だったが、コロナ下では病棟入り口までだった。入院患者が外の人との接触を可能な限りしてほしくないためである。

そのため、通常手術の日は家族が病院に来て病室や待合室で待機することになっているのも、今回は来院不可となり、術後に先生からの電話連絡のみであった。

入院中の面会(お見舞い)も禁止。

 

マスク着用のまま手術台に上がる

手術当日は、手術室まで歩いて向かうのだが、もちろんマスクは着用。しかも、マスクは病院で配布されたものをつけていくことになる。

マスク着用のまま手術台に仰向けで横たわる。マスクの上に酸素マスクを置かれ……その先の記憶はないので、誰がいつマスクを外してくれたのかは分からないが、これも今までには経験しなかった出来事である。