【歯病院】通院2回目で 治療のスタートラインにようやく立った?
顎変形症の治療に踏み出して、まずは顎関節症を治してからじゃないとスタートできないということで、矯正科で紹介状を書いていただき、今回、顎関節治療部の初診に行ってきました。1回目から19日後、次に進むまでが長い。
なぜこんなにも時代錯誤なの?
受付担当者がいない
3階の顎関節治療部に到着。受付は廊下に面しておらず、部屋を入った右手となっている。そういえば、前回予約を取るためにここに来たことを思い出した。そして、前回と同じ研修医であろう若い女性が気づいて受付をしてくれた。常駐の事務担当者はいない。
入口に掲示されている外来担当表
一部手書きのホワイトボードでした。前回に引き続き、“大学病院”のイメージを取っ払ってくれた。分かればいい、分かれば。
和式トイレのほうが多い
3階のお手洗い(もちろん女性)を利用してみたが、さらに衝撃だった。なんと個室が和式2・洋式1で構成されている。私は昭和生まれだが、家のトイレは生まれながらに洋式だし、外出先でも和式の利用はもう何年もしていない。(そもそも和式って見かけなくなりましたよね⁇) 今さら和式を使う勇気はなく、唯一の洋式に入ったーー洋式の姿をしているだけで、ウォシュレットや色々なボタンはない。
診察は丁寧
初診ということもあるだろうが、丁寧に問診が行われた。
問診は終了し、レントゲンを撮りに行くことになった。レントゲン室は地下にあり、行くとほどなくして撮影の順番となった。この辺のスピード感は、他の大学病院にはない。
撮影が終わり、また戻る。画像を見つつ、次回の予定を立てる。レントゲンでは見えない細部も写るMRIでの診断をしたいとのこと。次回はMRI撮影のみを行い、別日に診断結果を参考に診察をすることとなった。ぎりぎり年内に治療スタートとなるのか?
お会計
本日のお会計は 2950円
病院滞在時間は 約1時間30分
大学病院にもかかわらず、滞在時間の短さが本当にありがたい。
次回はーー
次回のMRI撮影は禁止事項が多い。メイクは一切していかないほうが無難なようで、眉毛すら描けない、完全なすっぴんで電車移動という試練が待ち構えている。知り合いにたまたま偶然バッタリ会わなければ大丈夫!
子宮筋腫手術後も残る更年期障害がつらい。服用している漢方薬と気を付けていること
子宮全摘手術から1カ月が経過してもなお残る更年期障害。術前治療の一環で、女性ホルモン産生を抑えるために行っていたリュープリン注射の副作用として現れています。
主な症状は、ホットフラッシュ(急なほてり・発汗)、倦怠感、不安感、頭痛です。あと、物忘れも増えた気がします。
特に悩まされているのはホットフラッシュ。時と場所を選ばず急にカアーッと熱くなってきて、顔中に汗が出て、体も熱いためコートなんかは着ていられずに脱ぎますが、この冬の時期に、それはかなり異様な光景だと思います。
その熱が引くと今度は一気に寒くなったりするので、急激な“熱い”からの“寒い”で疲れてしまいます。それが一日に何度となく発生するのです。
術後1カ月検診の際に、症状を抑える薬があれば処方してほしい旨を伝え、先生が出してくれたのが「当帰芍薬散」でした。
当帰芍薬散の効果・効能
当帰芍薬散の効果・効能として、薬の説明書には「めまい、疲労感、更年期障害、生理の乱れ、腎臓の炎症、むくみ、痔等を改善します」とあります。
ツムラのホームページも調べてみる
ツムラのホームページには、より詳しく説明が書かれていて、気になった点も「よくあるご質問」にありました。
「血(けつ)」の不調を改善する
血液の巡りをよくして、体を温める効果が期待される“産婦人科の三大漢方薬”の一つで、対象となるのは痩せて体力のない「虚証(きょしょう)」の人。
月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、貧血、疲労倦怠、めまい、立ちくらみ、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え、しもやけ、むくみ、しみ、耳鳴りなど
…と列挙されている16症状のうち10個当てはまっています。
まだ服用を始めて5日ほどで効果も実感できていませんが、一つでも多くの症状改善を期待します。
ちなみに、“産婦人科の三大漢方薬”のほかの2つは、加味逍遙散(かみしょうようさん)と桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)だそうです。
服用時間について
ホームページでは薬の服用は食前または食間とありますが、病院の説明書には食後と書かれていたので、どちらがいいのかという疑問がわきました。
→漢方薬は基本的には食前または食間の服用とされている。そのほうが吸収がよいため。しかし、胃が弱かったり、飲み忘れを防ぐために食後を指示されることもあるため、医師の指示に従う。
効果が現れるまでの期間
漢方薬はどれくらいの期間服用したら効果が実感できるのか。
→1カ月程度で症状改善を判断されることが一般的。症状の改善が見られたら、継続することが多い。
先生も「あと1カ月ぐらいで収まってくると思うんですけど」とおっしゃっていたように、「1カ月」が判断の目安のようです。
良薬は口に苦し
当帰芍薬散の個人的な感想は、“味がまずい”と“1包の量が多い” です。つまり飲みにくい…
最初のうちは1包を口に入れ、水で流し込んでいたのですが、粉薬のため唇の裏に入り込んで残ってしまったりするので、思いついた策は“オブラート”です。
最近のオブラート
オブラートを買いに行くと、円形と袋状になっているタイプの2種類がありました。
袋状のタイプは初めて見たので、物珍しさもあり使ってみることにしました。
紙製の“オブラートスタンド”がついていました。
こんな感じに組み立てて使ってみるが…
スタンドはなくてもいいかな、というのが正直なところ。これを都度組み立てるのは手間だし、衛生的に保管しておけるスペースもないので、以後お蔵入りとなりました。
余分なオブラートを折りまとめて、飲む状態にすると…
3センチほどあります。なかなかの大きさですが、薬が口の中に散らかることはなく飲みやすくなりました。
粉薬が飲みにくいと感じている方は、試してみることをおすすめします。
参考までに、100枚入りで税込み516円でした。(ドラッグストアで購入)
更年期障害で気を付けていること
女性ホルモンの値が正常に戻るまでは、意識的にイソフラボンとカルシウムの摂取も心がけています。なるべく食べ物からとりたいと思っているため、イソフラボンは納豆や豆腐・豆乳などの大豆製品、カルシウムは吸収率がよいとされる牛乳をメインに、あとは間食にチーズや小魚スナックなどを食べるようになりました。
【レポ】子宮全摘出手術後の1カ月検診に行ってきた
取っても取っても再発を繰り返し、貧血・過多月経・過長月経・頭痛・腹痛・腰痛などなど、挙げればキリがないほどの身体的不調を引き起こす根源だった“子宮筋腫”。
このたび発生元から絶つ決心をし、子宮を摘出。その手術から1カ月がたち、検診を受けてきました。
まずは血液検査
診察予約10時の枠だったので、5分前に到着、受付機でチェックイン。
婦人科外来の受付窓口で事務員の方に予約票と受付票と診察券を提示して、どうしたらいいかお尋ねすると、「まず血液検査に行ってください。結果が出てから診察のご案内になります。結果が出るまで1時間ほどかかると思います」とのことで、採血室へ向かう。
採血室付近は、今日もカオス
採血室の受付機を通した時刻が10:05。待ち時間表示が「約25分」と出ていたので、そのまま待つことにした。今日もどこに座ろうかとたじろぐほどの混雑ぶり。実は、ここの採血室に来るのは気が進まない。採血が苦手なわけじゃない、コロナ下なのに混みすぎていてちょっと怖いのだ。
採血室前の廊下にも待合用の椅子があり、ほぼ満席。病院だから車椅子の患者さんもよく通るが、狭くてごった返していることが多く、通りにくそう。採血室の中は広く、待合用の椅子がざっと数えただけでも70席ほどあるが、ソーシャルディスタンスを守れない常に満員御礼の危険スポットとなっている。
コーヒーブレイク 外の空気を吸いに行く
人混み密集地帯を抜け、青空の下、外でコーヒーブレイクとする。
スタバのバターミルクビスケット、イートインのときは温めてもらい、ハチミツをたっぷりかけてもらって食すのが最高だが、こちらでは「オーブンがないため温められないのですが、よろしいでしょうか?」と注文時に確認された。仕方ない、そのまま食べるのは初めてだが、これしか食べたいのがないのだから。
しばし、目の前のハナミズキをめでつつボーっとする。12月なのに暖かい。
そろそろ用事を済ませつつ、外来に戻ろう。
用事① 手術後の傷あとケアテープ“アトファイン”を買う
退院する日にアトファインで傷を覆い、以来5日周期で貼り替えてきて、ちょうどひと箱使い切ったところ。3カ月は使ったほうがいいみたいなので、病院のコンビニで追加購入。(SSサイズ/24枚で1980円)
傷を保護している安心感があって、とてもいい。5日ペースで貼り替えているためか、はがれてきたことは今のところない。
用事② あとクレ領収書発行
手術前検査の日、肺CT&PCR検査の日、手術入院、この3回分の領収書をまとめて発行。領収書発行も機械に診察券をかざすだけなので、待つことなくできて、あとクレ払いはメリットがとても大きい。
手術後1カ月検診
血液検査を受けて、ちょうど1時間後の11:30ごろに外来待合に戻る。
ほどなくして看護師さんが名前を呼んでいる。返事をすると、アンケート用紙を渡される。術後1カ月の傷や痛みについての質問が書かれている。0から10までの11段階で回答する。
傷の見た目の状態は良好で、痒みは特にないが、傷自体の痛みは1カ月たった現在でも気になる程度にはある。何より術前のホルモン治療の副作用が強く残っていてつらい旨を記入した。
執刀医の診察だった。
アトファインをはがして傷の確認。「きれいですね」とのこと。
続いて内診へ。中の状態もよかったらしく、今日からお風呂OK。
ただ、内診が痛かった…。
日常生活に影響するほどホットフラッシュがつらいため、症状を抑える薬の処方をお願いした。すると、血液検査の結果からも、「まだホルモン値が戻っていないですね、漢方を見繕って出しますね」と、当帰芍薬散を1カ月分出してくれた。
あと1カ月もすれば、症状も収まってくる見通しらしい。
お会計
今日は診断書を発行してもらったため、
診察・薬・文書料で9940円だった。
そして、文書課にも立ち寄り、傷病手当金申請書を依頼した。
請求者(自分)ページは記入して持参したが、医師に書いてもらうページのみ提出だった。こちらはあとクレ払い。
12:45 病院を出る。
注意点
帰宅したら、少し血がついていた。多分、内診の影響だと思う。おりものシートや軽い日用のナプキンは、まだまだ必須である。
後日談
そして、この日から入浴解禁となったため、早速入ったわけだが…
下腹部に痛みを覚える。
不安は尽きない。
【婦人科系疾患】これから入院する人に参考にしてほしいリアル持ち物
入院時の準備
私は婦人科系疾患(子宮筋腫)で手術を受けるため入院したのですが、その際に持っていってよかったものを紹介します。
(※入院時に準備するよう病院から指示されているものは省略)
今年はコロナ禍のため、家族のお見舞いも禁止、病棟に入院後は外部と接触しないように可能な限り出歩いてほしくないと言われていました。
どこの病院も同じような状況かと思いますので、急遽コンビニに行かなくてもいいように、これから入院を予定されている方、参考にしてみてください!
iPad miniなどの暇つぶしグッズ
ふだんの生活でもiPad miniが欠かせないのですが、これ1台で日常と変わりなくネットライフが送れます。miniのいいところは、長時間見るのにスマホでは画面が小さいけど、ベッドに寝たまま手に持って見られるちょうどいいサイズであること。YouTubeやアマゾンプライム、TVerなどの見たかった番組を見るいい機会です。
しかも、病院のフリーWi-Fiに接続可能で環境もばっちり。
イヤホンもワイヤレスタイプだと、本当にストレスレスでゴロゴロしながら見られるのでおすすめです。
充電器はお忘れなく!
保湿クリームとリップクリーム
入院時に限らないのですが、とにかく手を洗うことが多くなっていて、手の乾燥が気になりますよね。病院のハンドソープは家庭用とは異なるようで、洗った後はより乾燥を感じるので保湿クリームが必須。
術後は足(特にかかとやふくらはぎ)がカサカサしていることに気づいたり、手だけではなく全身に使える保湿クリームがあると安心かと思います。
また、食事がとれないこともあり、唇もカサカサになって皮がむけてしまうぐらいになったので、こまめにリップクリームを塗って過ごしました。
大きめサイズのナプキン
婦人科系疾患で入院する場合、事前の説明で“ナプキン”を用意するように言われると思います。ただ“ナプキン”と言われても、大きさが色々あります。”昼用”で間に合うのか? それとも“夜用”のほうがいいのか?
答えは、断然“夜用”を持参するべきです。
病気は個人差が大きいので一概に言えないのはもっともですが、術後の出血量が予想以上に多くて焦ったことがあります。安心のためにも大きいサイズを用意するのがおすすめ! “大は小を兼ねる”ので。
大きいサイズは“かさばって荷物になるからイヤ”という方には、画像の「Center-in コンパクト1/2」が超おすすめです。
“30.5㎝・多い夜用”というなかなかの大きいサイズのはずなのに、お手洗いに行くときはポケットにスッと入るし、外装フィルムもモノトーンの花柄で、いかにも感を打ち消してくれています。
ウエットティッシュ
自分のベッドに案内されて荷ほどきの前に、触れそうなところはウエットティッシュで一通り拭きます。これはコロナ下だからではなく、自分の潔癖症なところがそうさせます。それでとりあえずの安心が得られるという…笑
数日間過ごすわけだから、気持ちよくいられるかどうかは大事。
同じ気質の方、ウエットティッシュは多めに入っているタイプを持っていくと安心です。
持参する飲み物はミネラルウォーターが万能
コロナ下で気軽にコンビニへ行けないため、病棟に入る前に数日分の飲み物をまとめて買っていくことにしました。
ミネラルウォーターを3本、ほうじ茶を1本、ジャスミン茶を1本、コーヒーを1本、計6本です。余らせて持ち帰りたくないので、多分これぐらいあればいいかなという本数です。
ただ、入院中に思ったのは、「全部水にすればよかった」です。
点滴が外れたあとの痛み止めは錠剤になるため、薬を飲むにもお水がベストだし、術後はのどが渇くためこまめに水分をとるのですが、水がなくなりお茶を飲んだらおなかが緩くなってしまったので、お水にしておけばよかったと思いました。
パジャマは「前あき」持参を
指定持ち物の「パジャマ」ですが、これは前開きタイプを持っていったほうがいいです。
手術の翌朝、トイレまで歩けるようになってお小水の管が抜けたら、看護師さんに手伝ってもらいながら術衣から自分のパジャマに着替えるのですが、まだ点滴はしたままだったため、ボタンのない頭からかぶるカットソーしか用意していなかった私は、看護師さんの手を煩わせてしまったからです。
以上、持ち物リストには書いてない、でも持っていくといいリアル持ち物です。
参考にしてみてください。
入院したときの食事を一気に振り返る。入院当日から退院まで全8食!
入院したら、どんな食事が出るのか気になりますよね。量はどのくらいなのか、少なくて足りないんじゃないか、どんなメニューなのかなど。
そこで、直近の入院時に撮影した食事、全8回分を載せます。
本当は全9回の食事だったのですが、手術翌日の朝食時は、まだいろいろな管がついていて身動きがとれず、写真に残すことができませんでした。
ちなみに、手術翌朝から食事は出てきました。おかゆ、おかず(食べられなかったので内容の記憶がない…)、牛乳、お茶でしたが、まだ食欲はなく、でものどは乾いていて、牛乳とお茶に口をつけたぐらいでした。
食事の時間
朝8時~、昼12時~、夕18時~ 基本はこの3回です。
看護師または看護助手の方がベッドまで配膳してくれます。至れり尽くせりですね。
実際の病院食(全8食)
入院当日は、11時に手続きをして病棟へ行ったので、到着後ほどなくして昼食を食べることとなりました。
1日目・昼
前泊したホテルで朝食をおなかいっぱい食べてきたので、まったく箸が進まず…
1日目・夕
白米に押し麦が混ざっていて流行に乗っている感じです。
メインおかずの鶏肉のネギ焼きがおいしい。
2日目の食事は…
2日目は手術日のため、食事はありません。
この日ばかりは一日をほぼほぼ眠って過ごし、翌朝を迎えます。
3日目・昼
焼きそばなんか出てきて、普通に食べたいけど、まだそんなに回復しているはずもなく、お残し多め。
キウイがやけにおいしく感じられて、 キウイのみ完食。
3日目・夜
メインおかずは厚揚げの辛みそ炒めで、メインに合わせたようで、スープは中華風。
4日目・朝
マーガリンではなく、ホイップバターなのが高ポイント。
4日目・昼
カボチャと鮭のグラタンがおいしくて、食が進んだ神回。
4日目・夕
押し麦ごはんにとろろをかけて…
ごはんを完食しました。
5日目・朝
豆がごろごろ入った具だくさんのミネストローネと、ほんのり温かいパンにハチミツとバターを添えてーー最高です。
この朝食を食べて、退院の準備です。
病院食を振り返って
栄養バランスがとれていて、薄味で、動かない病人がこんなに食べていいのかと思うほど量も十分。メニューも和・洋・中が織り交ざっていて、入院中は毎回の食事が楽しみになります。
退院後、自分でも病院食を再現できたらと、参考にすべく本を購入しました。
初めての医科歯科大学病院。想像と違っていたのですが…
通院第1回目
まずは矯正歯科外来を受診
紹介状なし・初診ですが、矯正歯科外来は受診できるとのこと。ネット検索で得た
情報(火・水・木が比較的空いている可能性が高い)と自分の都合により、木曜日に受診することにしました。初診外来の受付は8:30~10:30なので、8:30の病院到着を目指しましたが、10分ほど遅れて8:40ぐらいだったかも。
ラッシュ時間帯の御茶ノ水駅は要注意
JR御茶ノ水駅についたものの、改札口に通じるエスカレーターまでの人混みが尋常ではなかったのです。元々狭いホームと思っていましたが、乗降者数に全く見合わない狭さで、ホーム上に降りてもなかなか出口方面へ進むことすらできないほど。
今回は予約時間があるわけでもないので、そこは焦らず少しずつしか進まない人の流れに身を任せるしかありません。
ただ今後、朝早めの予約診察の場合は今回のことを念頭に、5~10分ぐらい時間の余裕が必要そうです。
いつも横目に見ていた東京医科歯科大学
JR御茶ノ水駅のお茶の水橋口の改札を出て右側を見ると、すぐ先に目指す病院があります。今まで何度となく通った順天堂大学附属順天堂医院よりも駅から近い。横断歩道を渡って目の前の階段を上っていきます。「歯病院専用」と書かれています。わかりやすくするためでしょうか、「歯学部附属病院」の「学部附属」は省いて必要な文字だけ残す…その結果「歯病院」なんですね。
工事中ですが、短いスパンで行き先表示があるため迷わず入り口へたどり着けました。
正面玄関の自動ドアから入るとーー
目に飛び込んできた風景に、「え⁉古っ!こんな古めかしかったの⁉」と驚きつつも、待合の椅子に人はまばら。いい意味でも悪い意味でも予想を裏切られます。
そして記入台が目に入ります。大病院では、まずこういうところで初診の記入をするはずと思い近づくと、やはり合っていたみたいです。受診する矯正歯科外来用の用紙を取り、記入を始めようとしたところ、担当と思われる方が近づいてきて簡単な確認と案内をしてくれました。
記入した用紙を初診受付に提出、保険証を提示して、待合ホールで待ちます。
1階の女子トイレはーー
初診手続きを待つ間、とりあえずお手洗いへ。そもそもロビーにいる人が少ないので、トイレも空いていて待つことはなし。古いけど、清潔感は保たれている印象です。
ただ、今はコロナ下。順天堂医院は洗面所にはペーパータオルが設置されていて、大病院はさすがだなと、すごくありがたかったのですが、こちらでは見渡してもない様子。ハンカチ持っててよかったです。エアータオルもしばらくは使用できない状況が続きますので、手を拭くものは持参必須です。
初診手続き、できたら名前で呼ばれます
お手洗いから戻り、ロビーの椅子に座って間もなく、名前が呼ばれて初診受付に行きます。ここでも「待った感」を感ずることなくスムーズな印象。
診察券とお会計番号が書かれた受付票と外来受付に出すクリアファイル、外来案内パンフレットを渡され、目的の矯正歯科外来への行き方を教えてくれます。受付の方も丁寧で好印象です。
矯正歯科外来で待つかと思いきや…
矯正歯科外来は2階なので、階段で上がりました。すべてにおいて古さが目立ちます。一言で表すと「昭和な感じ」。昭和感が強いです。本当にここで最先端医療が行われているのかと、素人は不安になったのも事実。
受付に初診である旨を告げると、問診票を渡されます。記入をしている間、予約の患者さんが呼ばれていきます。先生なのか、いずれも見た目が若そうなので研修医でしょうか。部屋の外まで出てきて迎え入れています。何…この丁寧さは!
問診票を提出して、待つことを覚悟。30分…1時間は待つかな…と思ったのもつかの間、名前が呼ばれました。早い!
診察状況は…
個室のように完全に仕切られているわけではないですが、プライバシーは守られそうな配置です。受診動機や現在の症状、既往症などを丁寧に聞き取ってくれます。大学病院とは思えないほど本当に丁寧に。しかも話しやすいし、説明がひと段落したところで「何か不安なことはありませんか?」と立ち止まって投げかけてくれるのです。
他科への紹介となる
先生の診断により、顎変形症のため矯正も必要だが、まずは現在ある顎関節症の治療をしてからとなり、顎関節治療部への紹介状を用意してくれました。
そして、診察が終わったその足で3階の顎関節治療部に赴き、直接診察予約を取ることに。受付の事務員はおらず、若い先生(研修医)らしき人が気づいて受付をしてくれました。最短で約3週間後の受診となりました。
お会計へ
会計窓口にクリアファイルを提出し、会計可能になると受付番号が表示される仕組みです。これはほかの病院とも同じ。
帰宅前にお手洗いを済ませロビーに戻ると…
もう番号が表示されたー!
自動精算機にてお会計を済ませます。クレジットカード利用可能です。
本日のお会計(紹介状なし・10割負担)
本日、初回の費用は
・基本診療料(初診)¥4400
・矯正相談料 ¥5082
合計 ¥9482 でした。
病院滞在時間
受付票をもらってから、自動精算機で会計を終えるまでで
病院にいた時間は およそ1時間30分でした。
こんなにスムーズとは!
コーヒーブレイクは…
大学病院や大きな総合病院には、スタバやタリーズなどのカフェが併設されていることが多く、待ち時間や帰りにひと休みするのによく利用しています。しかし、歯学部附属病院にはなく、1階ロビーに売店があるのみでした。
売店も昭和感があり興味をそそられましたが、次回、遠目にうかがうことにし、帰路を急ぎました。
一難(子宮筋腫)去って、また一難(顎変形症)。難をなくして健康になりたい。
ブログを始めるきっかけ
病気の治療をする過程で、自分と同じ病名あるいは症状でネット検索をしませんか?
どんな症状なのか、どんな治療を行うのか、期間や料金、さまざまな手続き、病院の中のことなど、経験者のブログから得られる“生の情報”を、私はとても参考にさせていただいています。
そこで、新たに治療を始めることにした「顎変形症」の通院記録や、これまでに経験してきた病気についての体験談を綴って、情報を必要とする方のお役に立てればと思います。
新たに治療を始めたのは「顎変形症」
実は、最初に顎変形症を指摘されたのは、18年も前のこと、同じ“顎(あご)”の疾患である「顎関節症」の治療のために訪れた某大学病院でした。
なぜ指摘された時点で治療をしなかったのかは、後々記すことにしたいと思いますが、長年にわたって苦しんだ子宮筋腫の治療にめどがついたこともあり、意を決して次は、いよいよ顎変形症の治療へと踏み出しました。
病院の選択
通院することにしたのは、東京・お茶の水にある東京医科歯科大学歯学部附属病院です。
直近に歯科クリニックで顎関節症の治療を3カ月にわたり6回ほど受けていたのですが、症状はなかなか改善せず、むしろ治療のためのマウスピースで痛みが強まったり、時間とお金ばかりを費やしている状況でした。
そこでも嚙み合わせ・不正咬合・歪み、つまり顎変形症を指摘されていたため、それなら根本の治療に向かったほうがいいと思い、ネット検索をして迷い悩んだ末に選んだのが東京医科歯科大学歯学部附属病院でした。
病院決定のポイントは?
顎変形症は手術を伴う治療ため、以下の3点を重視して検討しました。
・手術件数が多い
・大規模病院
・通院の利便性
5病院ほどに候補を絞って、そのうち顎変形症の専門外来があるのと、18年前の某大学病院でも「手術を受けるなら東京医科歯科大かな」と言われた記憶も手伝って、最終決定となりました。
いきなり受診しても大丈夫か?
大学病院とあれば紹介状が必須のはず。だけど、紹介状なしの初診でも、待つ覚悟さえあれば診てもらえるかもしれないと思い、まずはホームページにある初診予約デスクに電話で問い合わせてみました。
紹介状なしの初診で顎変形症外来を受診できるか尋ねると、やはり紹介状なしでは受けられないとのこと。そして、まずは歯科総合診療部を受診し、その後専門外来に紹介となるが、最短の受診予約は来年の1月下旬(※10月時点)になる。しかし、顎変形症外来は矯正外来を事前に受けることになるので、矯正外来なら紹介状がなくても、平日8:30~10:30に受付を済ませれば受診可能、併せて初診料など費用として約¥10,000かかることもご案内いただきました。
予約なし初診、何曜日の何時に行くか?
「大学病院、総合病院はとにかく待ち時間を覚悟していくもの」との意識が強いので、少しでも空いている曜日に行きたいと思い、「病院 空いている曜日」などと検索してみたりしました。
いくつか検索結果を読んでみて、曜日としては月曜日と金曜日を避けた火・水・木がよさそうな感じ。時間は早め、つまり受付開始時間の8:30到着を目指すことにしました。
≫次は、初診(1回目)の受診記録を書きたいと思います。